北朝鮮籍の銀行関係者、サイバー活動で制裁対象に…数百万ドルを資金洗浄か 米韓同時は初
韓国政府は違法なサイバー活動で兵器開発の資金調達に関わったとして、北朝鮮籍の銀行関係者をアメリカとともに制裁対象に加えました。サイバー分野で米韓が同時に制裁を行うのは初めてだということです。
韓国外務省は24日、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金調達に関与したとして、北朝鮮の銀行に所属するシム・ヒョンソプという名の個人1人を独自制裁の対象に加えました。
発表によりますと、北朝鮮のIT技術者らが海外に不法滞在しながら稼いだ暗号資産など、数百万ドルをマネーロンダリング(=資金洗浄)する活動などに関わったということです。
アメリカ政府も、この個人を制裁対象に加え、米韓両国がサイバー分野で同時に制裁を科す初めての事例だとしています。
韓国外務省は成果を強調した上で「今後もサイバー活動をはじめとする北朝鮮の違法な外貨稼ぎを遮断するため、アメリカなどと協力を強化する」とコメントしています。