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“ウクライナの子ども「連れ去り」情報はプロパガンダ” ICCから逮捕状の露・リボワベロワ大統領全権代表が反論

2023年10月17日 0:00
“ウクライナの子ども「連れ去り」情報はプロパガンダ” ICCから逮捕状の露・リボワベロワ大統領全権代表が反論
会見するロシア・リボワベロワ大統領全権代表(16日)

ウクライナの子どもをロシアに連れ去ったとしてICC(=国際刑事裁判所)から逮捕状が出ているリボワベロワ大統領全権代表が16日に会見し、「連れ去り」情報はプロパガンダだと反論しました。

16日に会見を行ったのは、ウクライナの子どもをロシアに連れ去ったとして国際刑事裁判所から逮捕状が出ているロシアのリボワベロワ大統領全権代表です。

NNNが「あなたが『保護』とする活動を相手が『連れ去り』と受け止める理由は何か」と質問したところ、「これはプロパガンダで、子どもたちが強制的に連れ去られたケースはない」「『強制的に連れ去られた』のであれば、親が子どもを捜しているはずだが、実際に捜している親はいない」と反論しました。

その上で、「ウクライナが利用したのは物議を醸した1つのケースで、そんな子どもが存在する証拠もなく、彼らがロシアにいるという証拠もない」と主張しました。

さらに、「具体的な事実があれば、われわれは子どもたちが両親のもとに戻れるよう支援する」と述べ、「これまでに、24家族35人の子どもたちをウクライナやその他の国の親族と再会させた」と主張して、子どもが親族と面会したとする映像も紹介しました。

リボワベロワ氏は、自らの活動について「軍事行動によって引き離された家族を再会させるために行っている」と述べています。

ロシアによる子どもの連れ去りをめぐっては、今年3月、国際刑事裁判所がプーチン大統領とリボワベロワ氏に戦争犯罪容疑で逮捕状を出しています。