EU（＝ヨーロッパ連合）の首脳は21日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり、人道支援のための戦闘の一時休止を呼びかける共同声明に合意しました。

パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘が続く中、EUの首脳会議が21日、ベルギーのブリュッセルで開かれました。

EUのミシェル大統領は、首脳らが持続的な停戦に向け、人道支援のための戦闘の一時休止を呼びかける共同声明に合意したと明らかにしました。

また、EUのフォンデアライエン委員長は、「イスラエル政府に対して、ガザ地区南部のラファでの地上作戦を行わないように要請する」と述べ、イスラエル側に自制を求めました。

こうした中、イスラエルとハマスの交渉をめぐり、イスラエル政府は21日、情報機関モサドの長官を含む代表団を、仲介国のカタールに再度派遣することを承認しました。

アメリカやカタールの高官らと会談するということで、「人質の解放に向けた取り組みを前進させるため」だとしています。