タイ タクシン元首相が8月10日に帰国…娘が明かす 06年にクーデターで失脚
2006年の軍のクーデターで失脚し、海外で逃亡生活を続けるタイのタクシン元首相が8月10日に帰国すると元首相の娘が明らかにしました。
タクシン元首相の二女でタイ貢献党のペートンタン氏は26日のSNSで、「父が8月10日にドンムアン空港に戻ってきます」と明らかにしました。
タクシン元首相は2001年から首相を務めていましたが、2006年に軍のクーデターで失脚し、海外で逃亡生活を続けていました。タクシン元首相はタイで汚職などで実刑判決を受けていて、帰国すれば収監される可能性があります。
一方、タイでは5月の総選挙で前進党のピター党首が勝利しましたが指名首相投票で過半数を獲得できず、貢献党から首相が指名される見通しで、ペートンタン氏も候補に挙がっています。
貢献党が新政権発足の主導権を握るタイミングでのタクシン元首相の帰国は、自身が収監されたとしても恩赦の対象になるという期待も透けて見えます。