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防衛相“衛星打ち上げ”で米駐日大使と会談

2012年3月22日 19:10

 田中防衛相は22日、アメリカ・ルース駐日大使と会談し、北朝鮮が打ち上げを予告した人工衛星について、不測の事態に備え、日米で緊密に連携して対応することを確認した。

 会談には、自衛隊制服組トップ・岩崎統合幕僚長や、在日アメリカ軍トップ・フィールド司令官も同席し、ルース大使は「北朝鮮の行動は平和と安定に対する脅威」だと強調した。弾道ミサイル防衛では、アメリカの早期警戒衛星の情報を日米間で共有し、衛星やその破片が日本に落下した場合は、イージス艦や地上配備型ミサイル「PAC3」で迎撃にあたることになる。

 田中防衛相は、30日から沖縄県を訪問してPAC3の配備について地元の理解を得たい考えで、普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設先とされる沖縄・名護市の市長との会談も調整している。