日本維新の会が国民新党に対し、参議院での統一会派の結成を申し入れていたことがわかった。

　国民新党の幹部によると、日本維新の会で国会議員団の政調会長を務める片山参議院議員から、国民新党・自見代表に対し、９日、参議院で統一会派を結成したいという申し入れがあった。両党の参議院議員はそれぞれ３人しかおらず、会派として５人以上いないと委員会などで発言するのが難しいことから、統一会派結成の要請があったという。国民新党側は、通常国会の開会までに結論を出したい考え。

　一方で、会派結成を申し入れた日本維新の会には戸惑いの声が広がっている。党内の手続きを経ていない上、国民新党とは政策上も隔たりがあるとして、「申し入れはあり得ない」と強い反発の声も上がっているため、会派結成の行方は不透明。