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7月家計調査 4か月連続で前年下回る

2014年8月29日 15:10
7月家計調査 4か月連続で前年下回る

 4月の消費税率引き上げの後、一般家庭の消費支出が4か月連続で前の年を下回っていることが、統計調査から明らかになった。

 29日朝に発表された7月の家計調査報告によると、2人以上の1世帯当たりの消費支出は28万293円だった。消費税率引き上げ後、消費支出は前の年に比べ一度大きく下がり、6月には回復傾向をみせたが、7月は再びマイナス幅が拡大した。

 総務省統計局は「台風など天候不順の影響も大きい。(全体としては)持ち直してきているとの判断は従来と変わらない」と説明している。

 しかし、勤労者世帯の収入も10か月連続で実質減少しており、このままだと政府は、来年10月に予定されている消費税率10%への引き上げについて難しい判断を迫られることになる。