選挙区でうちわを配布し、公職選挙法違反だなどと野党から批判を受けている松島みどり法相が１０日、衆議院法務委員会で所信を述べた。しかし、自らの問題については触れなかったため、野党が反発している。

　委員会で、松島法相は犯罪対策に取り組むなどと閣僚としての所信を述べた。しかし、自らの選挙区でうちわを配布したと批判されている問題や、赤坂議員宿舎に居住しながら都内の自宅に宿泊した問題には触れなかった。

　民主党・柚木道義理事「あ然としましたね。冒頭、謝罪から入るのかなと思っていたら、いきなり法律を扱う人は責任を持たなければならないというのが第一声ですから」

　終了後、松島法相は「委員会での陳謝が必要とは思っていない」と述べたが、野党側は反発しており今後も追及していく方針。