隣接選挙区の「合区」案 民主・公明が合意
参議院の選挙制度改革をめぐり、民主党と公明党は2日、選挙区の1票の格差を是正するため隣接する20の選挙区を10に「合区」する案で合意した。
これは、民主党の羽田参院幹事長と公明党の西田参院幹事長が合意したもの。合意した案は、秋田県や山形県など隣接する20の選挙区を10に「合区」するなどして、1票の格差を最大で約1.945倍とするもの。両党は、来週にも法案を国会に共同提出する方針。
また、3日には自民党や他の野党などに対し賛同を呼びかけることにしているが、意見の隔たりは大きく、話し合いがまとまる見通しは立っていない。こうした中、参議院自民党の執行部が2日、検討会を開いたが、出席者からは「合区」への反対論が相次いだという。