中谷防衛相がオーストラリアのアンドリューズ国防大臣と会談し、中国が南シナ海で埋め立てを進めていることに強く反対し、国際法に従って解決するよう、働きかけることで一致した。

　中谷防衛相「南シナ海における中国の埋め立てなどに対する深刻な懸念を言われて、この点はお互いに認識を共有した」

　会談で、両大臣は中国に対し、国際法に従って問題を解決するよう働きかけることで一致した。また、オーストラリアが導入する新たな潜水艦について、共同開発に向けた情報提供などの協力を進めることを確認した。

　オーストラリアの新たな潜水艦の選定を巡っては、日本、ドイツ、フランスの３か国が名乗りを上げていて、アンドリューズ国防大臣は４日、海上自衛隊の最新鋭の潜水艦を建造している三菱重工業と川崎重工業の造船所を視察する予定。