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安保関連法案 首相「必ず理解増えていく」

2015年6月26日 13:04
安保関連法案 首相「必ず理解増えていく」

 今国会の最大の焦点である安全保障関連法案をめぐり、安倍首相は「国民に説明をすれば、必ず理解は増えていく」「十分、説明していきたい」と強調した。

 26日の衆議院安保法制特別委員会で自ら質問に立った民主党の岡田代表は、自衛隊が出動できるタイミングについて、日本やアメリカ軍などが実際に攻撃を受けた後なのか、安倍首相にただした。

 岡田代表「ミサイルが飛んでくるような、そういった飛んでくるかもしれないという状況が発生している。そこで存立危機事態と認定して防衛出動するのか、いやその段階ではまだできなくて、実際に米艦が襲われた時に存立危機事態、防衛出動するのか、どちらですか」

 安倍首相「我が国か、我が国と密接な関係にある他の国に武力攻撃が起こらなければ、当然何もできません。個別的であれ、集団的であれ、自衛権を行使することはできない」

 法案について安倍首相は、あくまでも日本やアメリカ軍などが攻撃されない限り、集団的自衛権は行使できないと説明した。

 しかし、岡田代表は「アメリカ軍などへの攻撃が発生してから自衛隊が出動する手続きをしていては間に合わないのではないか」として、「安倍首相の説明は論理的に成り立たない」と批判した。

 安倍首相は「過去最大幅の会期の延長をして十分な審議の時間をとった。国民に説明していけば、必ず国民の理解が増えていく」と述べた。