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報道圧力発言 安倍首相「申し訳ない」陳謝

2015年7月3日 16:02
報道圧力発言 安倍首相「申し訳ない」陳謝

 自民党議員が「マスコミをこらしめる」などと発言したことについて、安倍首相は3日、自らの責任を認め「申し訳ない」などと陳謝した。

 民主党の枝野幹事長が報道機関に対する圧力ともとられる発言だと批判したのに対し、安倍首相は自らの責任を初めて認めた上で「国民の信頼を損ねる発言だ」と述べた。

 枝野幹事長「(自民党議員から)相次ぐメディアに対する圧力とも受けとられるような発言が繰り返されている。このことについて安倍総理、ひと言もないのか」

 「党本部で行われた勉強会ですから最終的には私に責任がある。これは大変、遺憾であり非常識な発言であり、国民の信頼を大きく損ねる発言であり看過することはできない」-安倍首相は「大変、国民に対しても申し訳ない気持ちだし、沖縄の皆さまの気持ちを傷つけるとすれば申し訳ない」と陳謝した。

 一方、安全保障関連法案をめぐり与党側は3日朝、採決の前提となる中央公聴会を10日に行うことを提案したが、野党側は「時期尚早だ」などと反対し結論は出なかった。ただ、与党側は15日にも法案の採決に踏み切る方針で、これに間に合わせるため、3日夕方には中央公聴会の日程を決める構え。