“新国立”安倍首相が計画見直し表明へ
新国立競技場の建設費が大幅に膨らんでいる問題で、安倍首相が建設計画を見直す方針を固めた。2019年のラグビーワールドカップで使う計画は断念する。政治部・竹内真記者が報告。
NNNの世論調査でも8割以上の人が「建設計画を見直すべき」と答えるなど、もはや批判一色と言ってもいい状況に、安倍首相も見直しを決めたもの。新国立競技場の建設費が当初想定の1300億円から2520億円へと膨らんだことについては、与党の中からも見直しを求める声が上がっていた。安倍首相は、このままでは政権運営にも影響が出かねないと判断し、建設計画を見直す方針を固めた。
関係者によると、具体的な見直しの内容は最終検討中だという。見直しにより完成が遅れることから、2019年のラグビーワールドカップで使う計画は断念する。安倍首相は17日午後、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長に直接、協力を要請した上で、計画の見直しを表明する。