安倍内閣が重要政策と位置づける「１億総活躍社会」の実現に向けた国民会議のメンバーが決まった。女優の菊池桃子さんらが選ばれ、来週、初会合を開く。

　国民会議は「若者や高齢者、障害者など皆にチャンスのある社会を実現する」として設置されたもので、政府は２３日朝の閣議でメンバーを決定した。議長には安倍首相が就任し、１２人の閣僚が参加する。また、民間議員として女優で短期大学の客員教授も務める菊池桃子さんや、増田寛也元総務相らが選ばれた。

　国民会議は来週、初会合を開き、来月中にも子育て支援策など緊急対策を取りまとめる予定。加藤１億総活躍担当相は会見で、「効果的で総合的な政策パッケージをお願いしたい」と述べた。