農業強化し輸出促進を~自民・稲田政調会長
自民党の稲田政調会長が31日、札幌市で講演し、「ピンチをチャンスに変える」などと述べ、日本の農業を強化し、海外への輸出を促進していく考えを示した。
稲田政調会長「ピンチをチャンスに変えて日本の農業を強くして、日本のすばらしい、おいしい農産物を世界にうって出て」
稲田氏はTPP(=環太平洋経済連携協定)交渉が大筋合意した事について、「経済が発展するから農業を犠牲にするというのは本当の国益ではない」「日本の農業を強く再生させたい」と強調した。
稲田氏が本部長を務める党のTPP対策本部では、来月17日までに農産品の競争力強化策などをまとめる予定。しかし30日に行われた農業関係者らとの会合でも、TPPの影響を不安視する声が相次いだ事から、稲田氏は「全国的に説明を展開していきたい」と話した。