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3日間で 国の予算55事業の使い道を検証

2015年11月11日 16:26
3日間で 国の予算55事業の使い道を検証

 政府が国の予算の使い方などに無駄がないか検証を行う「行政事業レビュー」が、11日から3日間の日程でスタートした。

 内閣府では有識者らが検証作業を行っているが、旗振り役の河野行革相は、今のところ議論を見守っているという印象。ただ、予算が組まれていながら執行率が著しく低い地震対策事業については、河野行革相自ら切り込む場面もあった。

 河野行革相「(事業の)次の3年の延長が仮に認められたら、そこで終わるのかしら?」

 国土交通省担当者「この3年間で集中的に実施するという前提で要求させていただいています」

 河野行革相「それなら、この3年で最後ですよと、やっぱり徹底して言っていただいて。財務省もそれ以降は予算つけませんよとはっきりさせて、ここで終わりにしていただく」

 今回、対象となるのは全部で55事業、予算規模は合わせて13兆6000億円にのぼる。

 11日午後5時過ぎから、河野行革相肝いりのエネルギー関連予算の検証に入る。年間12億円の税金が投入されながらほとんど使われていない、使用済み核燃料の運搬船「開栄丸」などをめぐって議論が行われる予定。