3年ぶりに減少 政治資金収支報告書を公表
総務省は27日、総務相が所管する分の去年1年間の政治資金収支報告書を公表した。収入、支出総額ともに3年ぶりに減少した。
公表された政治資金収支報告書によると、政党や政治団体の去年1年間の収入総額は前年より61億円減って、約1072億円。支出総額は前年より87億円減って約1072億円だった。収入・支出ともに3年ぶりの減少。
政党本部の収入で見ると、自民党が約234億円で前年に続いてトップ。次いで共産党が約224億円となっている。野党第一党の民主党は約78億円だった。
政党や国会議員の政治団体が去年1年間で集めた政治資金パーティーの収入総額は、前年より2億円増加して約75億円となった。ただ、過去最高だった2004年に比べるとほぼ半減している。
また、国会議員の政治団体で最も収入が多かったのは、平沼元経済産業相の資金管理団体で、約1億5900万円となっている。
また、安倍首相の資金管理団体は、3回の朝食会を開くなどして約7800万円を集めた。