年金積立金の運用めぐり論戦 衆院予算委
衆議院予算委員会で民主党の山井和則議員は安倍政権が年金積立金の株式運用を増やしていることについて、年明けからの株価の下落によって大きな損失を生んだとして安倍首相の見解をただした。
民主党・山井和則議員「こういう年金マネーをつぎ込んで株価を上げようとする。そのことをイギリスのシティーでもダボス会議でも発言して株価をつり上げてきたのは安倍総理ですから」「今のこの状況に対して、日本国内だけじゃなくて、世界に説明する責任が安倍総理にあるんです」
安倍首相「年金の積立金はですね、国内外の債権と株式の組み合わせでありますから、日経平均の動きがそれはそのままじかに反映されるのではないということは申し上げておかないとですね。国民の皆様が誤解されて、これは不安をあおる結果になってしまってはならないと」
また安倍首相は「株価の短期的な動向に過度にとらわれるべきではない」としたうえで、「安倍政権発足後、年金積立金の運用の収益額は33兆円のプラスになっている」と強調した。
これに対して山井議員は「これは第二の消えた年金になりかねない」と訴えた。