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GDPマイナスも…首相、経済政策に自信

2016年2月15日 14:12
GDPマイナスも…首相、経済政策に自信

 安倍首相は衆議院の予算委員会で日本経済のファンダメンタルズ(=基礎的条件)は確かなものだと強調した。

 民主党の緒方林太郎議員からGDPや株価など最近の経済指標の悪さを指摘された安倍首相だが、「ファクトをしっかり見ていただきたい」などと反論した。

 民主党・緒方林太郎「(GDPは)年率で1.4%悪化という数字も出てまいりました。安倍総理としてどのように分析していますか」

 安倍首相「我が国の実体経済を見れば、もはやデフレではないという状況をつくり出す中で、日本経済のファンダメンタルズは確かなものと確認しています。こうしたファクトをね、しっかりとまず見ていただきたい」

 さらに安倍首相は特に株価の下落については、原油安や中国経済など海外要因もあると述べた。これに対して緒方議員は「海外要因に影響されない経済の足腰を作るべきだったのでは」と指摘したが、安倍首相は「国際社会に不安定な要因が出れば経済は変化する。一喜一憂するべきではない」と強調した。

 その上で、安倍首相は「株価は今でも民主党政権の時よりは良い。自分たちの時と比較しないのは失笑を禁じ得ない」などと反論した。