来年４月に予定されている消費税率１０％への引き上げについて、野党側は安倍首相に引き上げをとりやめるよう求めた。

　維新の党の木内議員はアベノミクスはうまくいっていないとして、予定通り引き上げができるのか安倍首相が判断する機会を設けるべきだと迫った。

　木内議員「多くの国民は肌感覚でアベノミクスはうまくいっていない、消費税を増税できないのではないか。本当に増税できる環境にあるのか、そうしたことをご判断いただくような機会を、総理が指示してもうけるべきではないかと思いますけれども」

　安倍首相「これは消費税の引き上げをどうするかということとはまた別に、現下のこの経済状況をどう分析をしていくか、しっかりとさまざまな方からお話を伺ってみたい」

　木内議員は「誤ったタイミングで引き上げると経済を壊しかねない」として引き上げをとりやめるよう求めた。安倍首相は「国の信任の維持のためにも消費税率を引き上げられる状況をしっかりとつくっていきたい」と改めて強調した。