安倍首相らが世界経済について有識者と意見交換する「国際金融経済分析会合」が７日朝、開かれた。４回目となる今回の講師に招かれたフランスの経済学者は、「世界経済は難しい状況に直面し、成長への期待が鈍っている」との認識を示した。

　今回、講師に招かれたのは、ノーベル経済学賞を受賞したフランスのジャン・ティロール教授。会合でティロール氏は「世界経済は難しい状況に直面し、成長への期待が鈍っている」との認識を示した。その上で、気候変動やヨーロッパ経済の不安定性、国際的な低金利への対応などについて見解を示した。

　出席した菅官房長官によると、安倍首相は伊勢志摩サミットに向けてどういったことが必要か、ティロール氏に尋ねたという。一方で、消費税については話題にのぼらなかったという。