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社会保障制度見直し 小泉進次郎氏らが提言

2016年4月14日 2:07
社会保障制度見直し 小泉進次郎氏らが提言

 本格的な人口減少時代の到来を見据えた社会保障制度の見直しに向けて、自民党の小泉進次郎議員らは、高齢者の働き方の見直しや子育て世代の負担軽減を求めた提言を13日に発表した。

 自民党・小泉衆院議員「景色を変えなきゃいけないと思った。人口が減って、労働力人口も減ってという、減る減るというこの景色を、もしかしたら、見方を変えれば違う景色が見えるんじゃないかと」

 提言では、「これまで日本社会は一本道のレールを走る生き方を求めてきた。そのレールをぶっ壊し、自由に生きていく日本を創る」などとして、60代で定年を迎える働き方の見直しや、子育て世代の負担を減らすよう求めている。

 自民党内では、所得の低い高齢者に対する「臨時給付金」について、「高齢者優遇だ」などと批判の声が上がった経緯があり、今回の提言は夏の参議院選挙に向けて若年層にアピールする狙いがある。

 ただ、所得の高い高齢者の負担増など具体策については結論を先送りしていて、年末までに最終提言をまとめる予定。