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自民 所得高い高齢者に“負担増”の方向性

2016年4月12日 16:34
自民 所得高い高齢者に“負担増”の方向性

 自民党の小泉進次郎議員らは13日、社会保障制度改革についての提言を発表する。提言では所得の高い高齢者に社会保障費の負担増を求める方向性を打ち出す予定。

 提言は小泉進次郎議員ら若手議員を中心に議論してきたもので13日、中間報告として発表する予定。この中では将来の社会保障制度改革に向けて「全ての世代が負担能力に応じて公平に負担することが重要」として、所得の高い高齢者に社会保障費の負担増を求めている。また社会保障費を抑制するため、病気の予防や高齢者の再就職を積極的に支援していく方針も盛り込む予定。

 自民党内では所得の低い高齢者に対する1人当たり3万円の「臨時給付金」について、「高齢者優遇だ」などと批判の声があがった経緯もあり、夏の参議院選挙に向けて若者への配慮をアピールする狙いがありそうだ。