小泉進次郎衆議院議員が事務局長をつとめる自民党の小委員会が厚生労働省のあり方をめぐってとりまとめた提言案の内容が判明した。社会保障を再構築するため、厚生労働省を分割すべき、としている。

　提言案では社会保障や感染症、雇用対策など広範な重要業務を厚生労働省だけで担当することは困難になりつつある、と指摘。さらに社会保障給付や女性の就労。子供・子育てに対する支援ニーズも大幅に拡大したとして、厚生労働省を２つあるいは３つに分割すべきだと提案している。

　具体的には医療や介護、少子化対策や子育て支援、さらには雇用や女性支援などに線引きした上で担当大臣も複数置くべきだとしている。

　小委員会では１１日に提言をとりまとめ、政府に働きかけていく方針。