舛添知事 周辺に「公明党に裏切られた」
東京都の舛添知事が辞職願を提出した。舛添知事は15日午後、周辺に「与党の公明党に裏切られた」などと話していることが明らかになった。
舛添知事は周辺に対して「リオオリンピックまで何とか続けたかったが、公明党が聞かなかった。それで自民党が不信任案を引けなくなった」などと話したという。何とかリオオリンピックまで知事を続けられるようギリギリまで自民党と交渉していたことがうかがえる。その上で舛添知事は「都議会を解散しようと考えたことはなかった。辞職は誰に説得されたのでもなく自分で決めた」と述べたという。
今後は次の都知事選挙の候補者選びが焦点になる。各党は参院選の選挙戦の傍ら、早くも候補者の選定に着手している。現在のところ、自民党の石原経済再生担当相、小池元防衛相、民進党の蓮舫代表代行、長妻代表代行、前大阪市長の橋下徹氏、スポーツ庁の鈴木長官などの名前が挙がっている。
2度続けて任期途中で政治と金の問題で辞職に追い込まれているだけに、各党には責任ある候補者選びが求められることになる。