安倍首相は、台風１０号により大きな被害が出た岩手県岩泉町を視察した。

　安倍首相は、台風の被害を受けた北海道を先月、視察した際、岩手県も訪れる予定だったが、悪天候で延期しており、国会で野党から「現場にまずは行くべき」などと批判されていた。

　８日は、９人が犠牲となった高齢者グループホームを視察したほか、避難所を訪れ、被災者の声に耳を傾けた。また、乳製品の製造工場も視察し、こうした施設の復旧事業を支援する考えを示した。

　安倍首相「改めて安心して暮らせる、その生活を取り戻せるように、全力を挙げなければいけないと決意を新たにしました」

　一方、８日未明に起きた阿蘇中岳の噴火について「人命第一で緊張感をもって万全を期していく」と強調した。