参院本会議 「パリ協定」承認案 審議入り
地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の承認案が、19日の参議院本会議で審議入りした。民進党の福山哲郎議員は、国会承認の遅れにより初回の締約国会議で発言権が得られないことを批判した。
民進党・福山議員「今後のルールメークの主導権を我が国は得られません。安倍政権は4月にパリ協定の署名をしてから、これまで一体何をしていたのでしょうか」
岸田外相「パリ協定の国内実施の担保にかかる検討を進めるなど、可能な限り迅速に作業の調整を行った上で、臨時国会の審議日程の見込み等を踏まえ、10月11日に閣議決定を行ったところです」
「パリ協定」の承認案を巡っては民進党や共産党など野党側も賛成する見通しで、政府・与党は来月7日から開かれる国連の会議「COP22」までに承認を得たい考え。