日米首脳会談受け 野党側は外交影響追及へ
先週末の日米首脳会談を受け、国会では14日に衆議院の予算委員会で集中審議が開かれる。野党側は日本外交への影響などについて追及する方針。
安倍首相の周辺では今回は大成功だったと高揚感が見られる。しかし、野党側は、対等に国益を守れるのか、追及する方針。
今回、トランプ大統領から心配された厳しい要求もなく、政府内には日米同盟を強化し、首脳同士の信頼関係構築は果たせたと安堵(あんど)の声が出ている。野党側も安全保障面での懸案を確認したことなどについては一定の評価をしている。
ただアメリカのメディアからは「こんなに大統領におべっかを使う首脳は見たことがない」と冷ややかな見方も出ている。
民進党・山井国対委員長「トランプ大統領とべったりしすぎることによって、言うべきことが言いにくくなるのではないか。あまりにも一気に距離を縮めすぎたのではないか」
また、山井国対委員長はTPP(=環太平洋経済連携協定)について「トランプ大統領を説得すると言っていたのにあっさりと二国間協議に落ち着いた」と批判した。
14日の集中審議で野党側は安倍首相が入国禁止の大統領令についてコメントを避けたことも含め、見解をただす方針。