平和条約交渉は…日露外相会談、始まる
北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉をめぐる2回目の日露外相会談が、ドイツのミュンヘンでさきほど始まった。
河野外相とラブロフ外相の交渉責任者としての会談は、先月14日に続いて2回目。平和条約交渉をめぐっては、先月22日の日露首脳会談で、交渉を引き続き加速させる方針が確認されたが、北方領土問題の進展を裏付ける発言はなかった。
また、これまでラブロフ外相は、北方領土の主権がロシアにあることを認めない限り、交渉は進まないと発言するなど強硬な姿勢を崩していない。
さらにロシア側は、仮に北方領土を返還した際に、アメリカ軍が展開することに懸念を示している。
今回の外相会談では、領土をめぐる歴史認識や安全保障面などの溝を少しでも埋めることができるかが焦点となる。