統計不正“早ければ6月までに再発防止策”
統計不正問題を受け、総務省の統計委員会に設置された「点検検証部会」は、19日に初会合を開いた。早ければ今年6月までに最初の再発防止策をとりまとめる方針。
「点検検証部会」は、政府の56ある基幹統計と233ある一般統計を合わせて、289の政府統計の再点検を行う方針。
初会合では、各府省に今年の春までにまず予備審査を実施させ、問題が見つかった統計に焦点を絞って、重点的に審議する方針を確認した。
また、予備審査の段階で問題が見つかれば、速やかに公表するよう求める方針。
部会長の河井啓希慶応大学教授は、「誠実な対応を期待したい」と述べ、各府省に信頼回復に向けた取り組みを呼びかけた。