車いすで会議出席可能に 参院改修作業開始
先の参議院選挙で「れいわ新選組」から大型の車いすを使う難病の患者と重度の障害者が当選したことを受けて、参議院では車いすのまま出席できるよう、本会議場の席を改修する作業が始まった。
参議院選挙では「れいわ新選組」から、次第に全身を動かせなくなる難病・ALSを患う舩後靖彦さんと、重度の障害がある木村英子さんが当選した。2人は手足を自由に動かすことができず、大型の車いすを使っている。
28日は、来月1日に臨時国会が召集されるのを前に、2人が車いすのまま参議院の本会議に出席できるようにするため、席の改修作業が行われた。2人に割り振られる予定の出入り口に近い席では、床に固定されているいすが取り外され、足元の段差をなくす作業が行われた。
今後、医療機器を使うための電源を設置するなどの作業も行われる。