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上野政務官辞任“処罰法に触れる事実ない”

2019年8月28日 17:58
上野政務官辞任“処罰法に触れる事実ない”

外国人労働者の在留資格申請をめぐり、自民党の上野厚生労働大臣政務官が、法務省にあっせんした見返りに人材派遣会社に金銭を求めていたと元秘書らが証言している問題で、上野氏が政務官を辞任した。

上野氏はコメントを発表し、「あっせん利得処罰法に触れる事実はない」と主張した。そのうえで、辞任の理由については「政務官の立場にあることで誤解を招きかねないとの指摘もあること、体調を崩し役所に出ることがままならないことから職を辞することにした」と説明した。そして、「支援者、関係者に心よりおわびを申し上げる」と陳謝した。

元秘書らによると、上野氏は、ことし、知人から紹介された人材派遣会社が外国人労働者の在留資格申請をした際に法務省に、いつ申請が通るかなどを問い合わせ、その見返りに、1件2万円の口利き料を得ようとしたという。野党側は「金を得ようとしたのが事実であれば政治家として許されない」などと批判していた。