“中東派遣”今月中にも閣議決定で調整
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中東地域への自衛隊派遣をめぐり、政府が、護衛艦1隻と哨戒機1機の派遣を今月中にも閣議決定する方向で調整していることがわかった。
政府は中東地域での日本の船の安全確保にむけ、アメリカが主導するいわゆる有志連合とは別に防衛省設置法の「調査・研究」の枠組みで自衛隊を独自に派遣することを検討している。
本来は、防衛相の命令だけで派遣できるが、政府与党関係者によると、公明党内などに慎重論が強い事から、与党側の意見を聞いた上で、今月中にも閣議決定する方向で調整している。
護衛艦1隻は日本から新たに派遣し、哨戒機1機についてはソマリア沖のアデン湾で海賊対策にあたっているP3C哨戒機を転用する方向で調整が進められているという。