政府運営サイトなどで障害、露ハッカー集団が犯行示唆 長官「情報の漏えいなどは現時点で確認されていない」
政府が運営するサイトなどで障害が発生し、ロシアのハッカー集団が犯行をほのめかしている問題で、松野官房長官は会見で「情報の漏えいなどは現時点で確認されていない」と明らかにしました。
松野官房長官は6日夕方、デジタル庁や総務省、文部科学省、宮内庁の4省庁で、あわせて23サイトが一時的に閲覧できなくなったものの、6日中に順次、閲覧が可能になったと説明しました。また、情報の漏えいなどは現時点で確認されていないということです。
今回の事案については、ロシア政府との関係が指摘されている「キルネット」と呼ばれるハッカー集団が犯行をほのめかしています。
松野長官は、ハッカー集団との関連性や、サイバー攻撃のひとつであるDDoS攻撃である可能性なども含めて、「障害の原因は確認中だ」と述べました。
さらに、松野長官は午後4時過ぎから行われた会見で、デジタル庁所管の「e-Gov」について7日午前から電子申請ログインができない状況になっていることを明らかにしました。
6日に発生した、サイト閲覧ができなくなった障害とは異なり、デジタル庁が原因について確認中だと説明しました。
(7日午後5時10分更新)