政府・与党は臨時国会を来月20日に召集する方向で最終調整に入りました。

臨時国会の召集日が決まれば次の焦点は岸田首相が会期中に衆議院の解散・総選挙に踏み切るかに一気に移ります。

複数の関係者によりますと政府・与党は来月20日に臨時国会を召集する方向で最終調整に入りました。

今月行われた内閣改造後、最初の国会となりますが、岸田首相が衆参両院で所信表明演説を行った後、与野党の代表質問が行われることになります。

岸田首相は来月中に経済対策をとりまとめる考えで、臨時国会に補正予算案を提出するかどうかが焦点となります。

自民党内には、代表質問の後、岸田首相が衆議院の解散・総選挙に踏み切るのでは、との見方が出ています。

ある自民党幹部は「補正予算案の提出時期を明言しないのは解散も考えてのことだろう」別の政府関係者は「『減税』を強調する経済対策を打ち出すのは解散を考えているからだ」との指摘が出ています。

一方である野党幹部は「補正を審議せずに解散したら批判をあびる」と指摘しています。解散をめぐる神経戦が続く事になります。