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公明・石井幹事長、補選との同日選に慎重

2021年1月15日 14:52

公明党の石井幹事長は15日の会見で、4月に予定されている衆議院と参議院の補欠選挙と、衆議院の解散・総選挙の同日実施に慎重な考えを示しました。

4月25日投開票で補欠選挙が行われるのは、衆議院北海道2区と参議院長野選挙区です。

衆議院北海道2区は、鶏卵生産会社から現金500万円の賄賂を受け取った疑いで議員辞職した、吉川貴盛元農水相の選挙区です。また、参議院長野選挙区は、新型コロナウイルスに感染し、先月急死した羽田雄一郎前議員の選挙区です。

与党内では「どちらの選挙も厳しい戦いになる」との見方が広がっていて、政権へのダメージをおさえるため、菅首相が補欠選挙にあわせて衆議院の解散・総選挙に踏み切るのではないかとの臆測がでています。

こうした中、公明党の石井幹事長は15日の会見で、「解散するかどうかは総理が考えること」とした上で、4月の衆議院解散・総選挙については、「仮に厳しい補欠選挙をしのぐためにやるということであれば、そういった意図はすぐに見透かされてしまう」と指摘しました。補選と総選挙の同日実施に慎重な考えを示したかたちです。