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辞職の菅原氏に“ボーナス満額支給”ナゼ?

2021年6月2日 15:11
辞職の菅原氏に“ボーナス満額支給”ナゼ?

菅原一秀氏が6月1日に議員辞職願を提出し、夏のボーナスが満額支給されることを野党が批判しています。

国会議員のボーナスの支給は、夏冬2回で合わせて約628万円。今回、野党が指摘しているのは夏のボーナス約314万円分です。

このボーナスは、「いつ辞職したのか」によって支払われる金額がかわってきます。衆議院の広報によると、夏のボーナスの支給は、「4月中に辞職した場合は0円」「5月中に辞職した場合は一部カット」「6月1日まで在職していれば満額」となります。

菅原氏は、6月1日に国会議員辞職願を提出し、6月3日に衆議院本会議を経て正式に辞職が認められる予定。このため上記の規定に基づき、菅原氏には314万円2802円の夏のボーナスが満額支給されることになります。

これについて立憲民主党の安住国対委員長は「6月1日の辞職願。これは邪推すると、6月に入ってからの辞任であれば、半年分のボーナスの支給を丸々受けられると。本当に納得できない国民の方はたくさんおられると思うんです。なぜ6月1日なのか。5月中に何で迅速に(辞職)しなかったのかと。やっぱりこれ、たった1日いただけでボーナスそのまま受け取って辞めていこうという魂胆もあったんじゃないのか。だから1日出ただけでボーナス丸々もらって、言葉悪いけども、国会からトンズラするというのは許されるのか」と批判。

辞職にいたる経緯とともに“ボーナス満額受け取り”についても国会で説明責任を果たすよう求めている。