“被害者救済法案”審議 元2世信者・小川さゆりさんが出席「課題は子供の被害が救済できないこと」
いわゆる統一教会の被害者を救済する法案の審議で教団による被害を訴えてきた元2世信者の小川さゆりさんが参考人として出席し、法案の課題を指摘しました。
“統一教会”元2世信者・小川さゆりさん(仮名)「被害者救済法案はあくまでも献金の問題を解決しようとするものであり、問題はそれだけではまったくございません。今回の法案の最大の積み残し課題は、子供の被害が現実的にはまったく救済できないということです」
小川さんは献金問題だけでなく、子供の被害防止にむけて「宗教的な児童虐待を防止する法案を成立させるようにお願いしたい」と述べました。
また法案が成立した後、その実効性を高めるため検証が必要だとした上で現在、2年の見直し期間を「1年にして、検討部会を今すぐ立ち上げてほしい」と訴えました。
法案は10日、委員会に引き続き参議院本会議で採決され成立する見通しです。