中国海軍艦艇が領海侵入 過去最多
防衛省は、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県・口永良部島周辺の日本の領海に侵入したと発表しました。中国軍の艦艇が領海に侵入するのは今年に入って4回目で1年間に侵入した回数としては過去最多です。
防衛省によりますと、1日午後7時50分頃、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県・臥蛇島の西の日本の接続水域を北東に進む様子を確認しました。
その後、測量艦は2日午前0時10分頃に口永良部島の南西の日本の領海に侵入し、午前3時頃、屋久島の南の領海を出て、南東へと航行したということです。
「測量艦」は一般に海底の形状などを測量する艦艇で、海上自衛隊の哨戒機などが情報収集や警戒監視にあたりました。
中国海軍の艦艇が日本の領海に侵入するのは今年に入って4回目で、1年間に侵入した回数としては過去最多です。
政府は外交ルートを通じ中国側に懸念を伝えました。