市長の2度に渡る不信任で混乱の続く鹿角市 新年度予算案がようやく可決 出直し市長選には5人が立候補を表明
関厚市長の失職に伴う鹿角市長選挙に元市議会議員の金澤大輔氏が立候補を表明しました。
これまでに立候補の意向を明らかにしているのは、5人にのぼっています。
鹿角市議会による2度の不信任決議を受け市長の失職後、50日以内に行われる鹿角市長選挙。
鹿角市選挙管理委員会は22日、日程を来月20日告示、27日投票と決定しました。
その市長選に元市議会議員の金澤大輔氏51歳が無所属で出馬する意向を表明しました。
金澤大輔氏
「若者が集まり挑戦したくなるまちへ、挑戦を支える仕組みと行政サポートを整える。未来を共につくる全国のチャレンジャーを鹿角に呼び込む。そんなビジョンを掲げ皆さんと共に新しい鹿角をつくっていきたいと思っています」
若者を全国から呼び込むイベントの開催や、使われていない農地を活用した市民農園の開設などを重点施策にあげています。
金澤氏は当時、市議会議員だった1月に関前市長の1度目の不信任決議で賛成していました。
ほかに立候補を表明しているのは…
鹿角市長選挙にはこれまでに、鹿角の文化や経済を学ぶ団体の代表を務めている藤井陽光氏77歳と元市議会議員の笹本真司氏39歳、
失職した前の鹿角市長の関厚氏71歳、それにイベントの企画運営などを行う会社の代表、奈良大氣氏40歳も立候補の意向を明らかにしています。
一方、市長が不在となる中、鹿角市議会では24日、臨時の議会で新年度当初予算案について、ようやく審議が行われました。
市政の混乱が続く中、一般会計の総額で185億7600万円の、鹿角市の新年度当初予算案は全会一致で原案の通り可決・成立しました。