経済対策の柱…きょう夕方に自ら表明へ 岸田首相
岸田首相は来月中に取りまとめる考えの経済対策について、25日夕方、自らが対策の柱について表明する考えです。
経済対策について、26日の閣僚への指示を前に首相自らが発表するのは異例と言え、ある政府関係者は「リーダーシップを前面に出したいのだろう」と話しています。
経済対策の柱の一つ目は「物価高対策」で、ガソリン価格などの負担軽減策などが盛り込まれる見通しです。
柱の二つ目は「賃上げ対策」で、主に中小企業に対する賃上げ支援を行う考えです。
また、いわゆる「年収130万円の壁」について、130万円を超えても連続2年までは扶養内にとどまれる案を検討しているということです。
松野官房長官「急激な物価高から国民生活を守り、構造的賃上げと投資拡大の流れを強化するなど、速やかに検討を進めてまいりたいと考えております」
岸田首相は25日夕方、自ら骨格を発表した後、26日、閣僚へ直接指示を行い、来月中に取りまとめる考えです。経済対策に自らが先頭に立って取り組む姿勢を示すことで政権浮揚につなげたい狙いです。