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安倍元首相の国葬 案内状の返送期日に“修正テープ”で手書き はがすと「8日」 この日には…

2022年9月14日 0:57
安倍元首相の国葬 案内状の返送期日に“修正テープ”で手書き はがすと「8日」 この日には…

安倍元首相の国葬まで、あと2週間となりました。国会議員経験者に速達で届いた案内状には、返送の期日部分にテープが貼られ手書きで修正されていました。なぜなのでしょうか…。

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13日、羽田空港では、安倍元首相の国葬を前に警視庁や空港の警備会社などによる合同パトロールが行われていました。ゴミ箱に不審物がないか警備犬が1つ1つ確かめたり、セグウェイに乗った警察官が見回ったりする様子も見られました。

海外から多くの要人が訪れるとみられる空の玄関口では、準備が進められていました。

安倍元首相の国葬まで、あと2週間となる中、国会議員経験者に届いたのが、国葬の“案内状”です。

前衆議院議員 尾辻かな子さん
「なんやろうかと思って(封筒の)後ろを見たら、『内閣総理大臣 岸田文雄』と書いていて」

3日前に届きましたが――

前衆議院議員 尾辻かな子さん
「速達できたというのに、ちょっとびっくりしました 」

岸田首相が国葬の実施を表明したのは7月14日で、予算を決定したのは8月26日でした。そして今になって、1通あたり260円の追加料金(250gまで 基本料金に加算) がかかる“速達”が利用されました。

内閣府の担当者は、あくまで“事務的な手続きの都合”だとしています。

内閣府担当者
「事務的な手続きの遅れで期日が迫っていたために、内閣府から発送した分については、基本的にすべて速達を利用した」

気になる点は他にもあります。返送の投函(とうかん)期日部分には修正テープが貼られ、手書きで「13日まで」となっています。

井戸正枝元衆院議員にも案内状が届きましたが、元議員がテープをはがすと、元々記されていた期日は「8日」でした。この「8日」は国会の閉会中審査が行われ、岸田首相自ら国葬実施の理由などについて説明した日です。

前衆議院議員 尾辻かな子さん
「タイミングを見計らっていたのではないか、と思うんですよね」
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安倍元首相の国葬では、約16億6000万円と見込まれる費用の全額が税金でまかなわれることになっています。

13日の閣議で決まったのは自衛隊の参加です。7月に行われた安倍元首相の家族葬にも参列していた陸上自衛隊の「特別儀仗隊」の参列や音楽隊の演奏の他、隊員が沿道に並んで敬礼する「と列」を実施します。また、弔意を表すための「弔砲」も行い、前例を踏襲して19発の空砲が発射される見通しです。

防衛省によると、自衛隊員千数百人が動員される方向で検討中だということです。

(9月13日放送『news zero』より)

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