名古屋市政 河村たかし前市長との長年の対立から一転・・・広沢市長は“歩み寄り” 給食費や敬老パスどうなる?
来年度予算案についての議論が始まった名古屋市議会。来年度から広沢市政を本格的にスタートさせるための大切な場です。
ただ、市議会と言えば、河村たかし前市長と議員が激しいバトルを繰り広げてきた場所。
河村市政の丸ごと継承を掲げて市長に就任した広沢一郎市長。
議会とのバトルも継承するのか注目されていました。
上園晋介 市議:
「国に先駆けて学校給食費の無償化を前倒しして実施すべきと考えるが、広沢市長のお考えをお聞きします」
給食費の無償化についての質問が…。
広沢一郎 市長(去年11月):
「子どもにかかるお金は給食だけではないので、給食だけを無償化にするよりもその他いろいろ無償になったほうがいい」
去年11月の選挙戦では否定的な立場でしたが…。
広沢一郎 市長:
「学校給食費の在り方については議会の皆さまのご意見も丁寧に伺いながら進めてまいりたい」
明確に否定はせず。歩み寄りの姿勢も。
また、議会側にも変化が。
広沢一郎 市長:
「敬老パス利用料の値下げについて、最優先に取り組んでまいりたい」
市長の目玉政策である敬老パスの値下げを進めていくと話すと…。
服部慎之助 市議:
「敬老パスの利用料値下げについて、過去に自民党市議団からも提案してきた。市長には議会との議論を深めながら丁寧な合意形成を求めたい」
値下げについては、意見は一致していると話しました。
これに対して広沢市長は。
広沢一郎 市長:
「そういうご発言をいただいてありがたい。比較的しっかりと議論ができているのではないか」
長年対立してきた市長と議会の関係に変化が起きようとしています。