外務省 “統一教会”の関連団体から派遣の女性の大臣表彰取り消し
外務省は4日、モザンビークで中学校と高校の開校などに携わった日本人女性に授与した外務大臣表彰を、いわゆる統一教会の布教を強く意識した学校活動の実施が確認されたとして取り消しました。
この日本人女性は、いわゆる統一教会の関連団体である「世界平和女性連合」の派遣員として、1994年からモザンビークに駐在し、中学校や高校の開校などに携わっていて、2019年に外務大臣表彰を授与されていました。
しかし、外務省が改めて関係者への確認などを行ったところ、この女性がモザンビークの中学校や高校で、著作を配布したり、礼拝への勧誘活動を行うなど、「いわゆる統一教会の布教を強く意識した学校活動を実施していたことが確認された」として、表彰の取り消しを発表しました。
外務省は「表彰が社会的に問題が指摘されている、いわゆる統一教会の活動を促進するものであるかのような無用な誤解を与えることは適切ではないと判断し、取り消した」と説明しています。