【自民党総裁選】“ネット討論会”でこれまでと違った表情みせる候補者も…静岡1区選出・上川陽子外相は?
連日論戦が繰り広げられる自民党総裁選。16日 夜はネットで討論会が開かれました。候補者たちは、ネットならではの質問に、これまでの討論会や演説会とは違った表情もみせました。
9人が凌ぎを削る自民党総裁選。16日 夜は動画配信サービス「ニコニコ」でのネット討論会が開かれました。序盤は「趣味」をテーマに、和やかな雰囲気で始まりました。
(小林 鷹之 前経済安保相・49歳)
「私の1番のいやしはやっぱり子ども、娘と過ごす時間ですね」
(小泉 進次郎 元環境相・43歳)
「私も全く同じなんですけど、やはり子どもとの時間はいやされますね」
(上川 陽子 外相・71歳)
「私は、手芸とか、あるいは編み物が大好きであります。 ほんとに短時間でも切り替えて編み物をすると、ちょっとリフレッシュすることができますし、考えないでひたすら編みあげるということ」
(河野 太郎 デジタル相・61歳)
「僕、陸上競技で箱根駅伝を目指してたんですけど、 椎間板ヘルニアをやって走らなくなりまして。最近は運動というと選挙運動ぐらいになっちゃう」
テーマのひとつは、「外交と安全保障」です。
(林 芳正 官房長官・63歳)
「やっぱり防衛力、これも増やさなければいけないということで、一昨年の暮れに国家安全保障戦略をまとめて、この防衛力の倍増、反撃力、こういうことを決めさせていただきました」
(司会)
「上川さん。この防衛力の増強についても同意見?
(上川 陽子 外相・71歳)
「これはですね、防衛力をしっかりと抑止力も含めて高めていくということがあって、そして外交をその上で展開をしていくと。これ両方極めて重要であります」
また、討論は「核の傘」の話に…。
(河野 太郎 デジタル相・61歳)
「この核の運用についても、どうするんだという実体的な議論を日米間で始める」「 核の傘これが有効に機能しているということをきちんと世界に向かって、あるいは国内・国民の皆様に説明できる、そういう体制を作っていかなければならないと思います」
(司会)
「上川さんは 現役の外務大臣として、この核のことについてはどのように考えていらっしゃいますか」
(上川 陽子 外相・71歳)
「現役の私といたしましては、なかなか発言を慎重にしなければいけないというふうに思っております。 日本は核の被爆国でございますので、この被爆国であるというこの1つの大きな、このことをですね、国際社会の中でしっかりと打ち出していくということは、これは極めて重要であるという風に思っております」
(石破 茂 元幹事長・67歳)
「核共有っていうのは意思決定の過程を共有しましょうってことですから、非核三原則に触れるものでも基本的にはないということで。この話はもう少し真面目にしなきゃいかんですよ。核攻撃を受けた国であるだけに」
また、若者が夢と希望を持って生きていくために最も取り組みたいことを聞かれた候補者たちは…。
(加藤勝信 元官房長官・68歳)
「私のまず1番大事なことは、国民の所得倍増」
(河野 太郎 デジタル相・61歳)
「私は、若い方にこの世界を見ていただきたい、世界を目指していただきたいと思います」
(石破 茂 元幹事長・67歳)
「みんながどんどん思ってることを言える社会にしたいですね」
(茂木 敏充 幹事長・68歳)
「過去と自然は変えることはできないけれど、未来と社会は私たちの力で変えることはできる」
(高市 早苗 経済安保相・63歳)
「私はもう、経済成長をあくまでもどこまでも追い求めるということを申し上げております」
(小林 鷹之 前経済安保相・49歳)
「日本は世界と勝負できるんだって、そういう夢をですね、持てるようなその国の政策っていうものを打っていきたいと考えています」
(林 芳正 官房長官・63歳)
「次々にいろんな人がいろんなことに、あんまりいろんなことを心配せずにチャレンジできる、こうした社会を作っていきたいと思います」
(小泉 進次郎 元環境相・43歳)
「若者の皆さんへっていうことで言えば、1つは教育を抜本的に変えたい、そういう風に考えています」
(上川 陽子 外相・71歳)
「活躍する若い人たちをどんどん応援をしてまいりたいという風に思います」
また、総理になって特権として政策ひとつが必ず実現すると仮定したら、何をするかという、ユーザーからの質問には。
(石破 茂 元幹事長・67歳)
「それは地方創生ですよ」「地方の持ってる可能性を最大限に引き出すことによって、日本はさらに伸びていく。私はそのように思っています」
(高市 早苗 経済安保相・63歳)
「私が総理になった令和の省庁再編、これを断行いたします。例えば、環境とエネルギーっていうのはものすごく密接に結びついております。環境エネルギー省を作ります」
(小林 鷹之 前経済安保相・49歳)
「私が総理になってやっていいのであれば、企業など引退した研究者や技術者、教員免許がなくても教員免許を与えて、すべての小中学校に派遣したいと思います」
(小泉 進次郎 元環境相・43歳)
「今訴えている1年で3つやるという改革に加えて、憲法改正の国民投票もパッケージにした小泉改革関連法案を出せるという、これを特権でやりたい」
(上川 陽子 外相・71歳)
「少子化を止めたい、この特権をいただければ、この問題に全力をかけて日本を再生したいと思います」
情勢も調査によって結果がバラつき、まだまだみえない総裁選。投開票は10日後、27日です。