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大雨災害の復旧費用 山形県が過去最大総額697億円の補正予算案内示 ライフジャケットの購入費も 

2024年9月10日 18:47
大雨災害の復旧費用 山形県が過去最大総額697億円の補正予算案内示 ライフジャケットの購入費も 

山形県は10日、総額697億円あまりの9月補正予算案を内示しました。ことし7月に発生した大雨災害の復旧費用が大半を占めていて、記録が残る1969年度以降最大の補正予算額となっています。

吉村知事「一般会計9月補正予算額は697億2000万円でありこれは記録が残る昭和44(1969)年度以降補正としては過去最大。要因は何と言っても7月25日からの大雨による災害への対応」

ことし7月に庄内・最上地域を中心に県内を襲った記録的大雨による被害額は10日現在、およそ913億円にのぼります。
これを踏まえ県は697億2000万円の一般会計9月補正予算案を内示しました。補正予算としては記録が残る1969年度以降最大の額です。
具体的には、河川や道路といった土木や農林水産関係施設などの復旧に、615億100万円が当てられます。また、住宅の浸水被害を受けた世帯がエアコンや冷蔵庫など生活に最低限必要な家電を購入する際の補助など、被災者の生活再建支援に19億700万円。被災した中小企業や小規模事業所への復旧支援に2億6600万円などを盛り込んでいます。

吉村知事「1日も早い復旧復興に取り組んで被災者の皆さんが日常生活を一刻も早く取り戻せるよう地域経済が回復するよう編成した」

また今回の大雨で救助要請を受けて現場に向かった警察官2人が新庄市本合海で氾濫した川に流されて死亡したことを受け、補正予算案では県警の警察官全員にライフジャケットとヘルメットを配備する費用として1400万円が計上されました。
大雨関連のほかには、サクランボを高温下でも安定して生産できるよう資材や設備導入への支援などを行う事業に1億6100万円を計上しています。
今回内示された補正予算案は9月18日に開幕する県議会9月定例会に提案され審議が行われます。

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