大谷選手を日本で「開幕戦」熱望 手に汗握る“争奪戦”命運は…【バンキシャ!】
2025年3月、東京ドームで行われるドジャースの開幕戦チケット。第一弾となる先行販売が行われ、大谷ファンたちは悪戦苦闘。バンキシャ!が取材した、小中学生の兄弟、美容室のオーナー、教育評論家の尾木直樹さんは果たしてゲットできたのか…。【バンキシャ!】
5日。バンキシャ!が訪ねたのは…
バンキシャ
「少年野球の売り場です。グラブが並んでいます」
野球専門店(ベースマン飯田橋本店)だ。そこで出会った親子。長男(13)は、中学校の野球部。弟(11)は、地元の少年野球チームに所属している。長男の頭にはドジャースの帽子が。
バンキシャ
「大谷選手の開幕戦を見に行く予定は?」
長男
「当たれば行きたい」
二男
「絶対に行きたい」
母親
「国内で、すぐそこで見られるのは本当にチャンスなので」
大谷選手が所属するドジャースの開幕戦が来年3月、東京ドームで開催される。そのチケットの先行販売第一弾が、6日午後6時に行われた。
バンキシャ
「何分前に準備しておきたい?」
長男
「5分前とか」
二男
「1時間前でしょ」
母親
「1時間前?そこまで?」
二男
「もう取る気満々だよね」
バンキシャ!は、大谷ファンたちの、熾烈なチケット争奪戦に密着した。
◇
6日、バンキシャ!は、岩手県奥州市へ。
バンキシャ
「失礼します。よろしくお願いします」
菅野 広宣さん
「いらっしゃいませ。よろしくお願いします」
迎えてくれたのは、菅野広宣さん。中には、大谷選手のパネルや直筆のサインボール。
バンキシャ
「ここは博物館とかではない?」
菅野さん
「美容室です」
地元の星である大谷選手を少年時代から応援してきたという。
2024年は韓国で行われたドジャースの開幕戦。2025年は、カブスを相手に東京ドームで開催されることが決まった。
ドジャースには山本由伸投手。カブスには、今永昇太投手と鈴木誠也選手。合わせて4人の日本人選手がそろう、スペシャルな舞台になると期待されている。
◇
この日は、開幕戦チケットの先行販売日。
バンキシャ
「行けそうですか?」
美容室オーナー 菅野さん
「行けそうというか、行きます」
試合当日は臨時休業する予定で、すでに東京のホテルも予約したという。
オーナー 菅野さん
「終了です」
閉店時間を早め、争奪戦に挑む。
「設置します」
バンキシャ
「今回はパソコンで?」
菅野さん
「いや、スマホもパソコンもどっちもやります。二刀流戦略です」
◇
一方、野球専門店で出会った家族も、気合十分。
バンキシャ
「かっこいいですね」
作戦は――
二男(11)
「大谷絶対見るぞ作戦で」
「時間が迫ってきてやばい…15分切った」
長男(13)
「パパから当たったか外れたか電話来る?」
外出先で申し込む、父親からの連絡を待つ。
◇
チケットをゲットしたいのは、この人も…
バンキシャ
「失礼します、こんにちは」
尾木直樹さん
「こんにちは~。大谷君大好き“尾木ママ”よ」
“尾木ママ”こと、教育評論家の尾木直樹さん。
バンキシャ
「これは?」
尾木さん
「これはデコピンのブローチよ」
部屋に案内してくれた。
バンキシャ
「なんですかこれ?」
尾木さん
「韓国行った時の応援、手作り」
実は尾木さん。2024年3月、韓国で行われた開幕戦を観戦。はたして2年連続となるのか。
バンキシャ
「今日狙う席は?」
尾木さん
「今日狙う席はね、SSS席にしようかと」
バンキシャ
「バックネット裏ですか?」
尾木さん
「バックネット裏」
バンキシャ
「なんで今回はバックネット裏なんですか?」
尾木さん
「もっと近寄りたい」
いざ、争奪戦へ。準備したのが…
「願掛け、当選祈願」
バンキシャ
「これすごい、当選祈願のお守り」
さらに。
尾木さん
「これはね、ウルトラ開運。買ってきたんですよ」
「最後はね、神頼み。神頼み作戦」
◇
今回のチケットの購入の流れは、まず、待機をする専用ページにアクセス。午後6時になるとランダムに順番が割り振られ、その順にチケット購入ページに入ることができる。つまり、午後6時に割り振られる順番が重要なのだ。
そして、その運命の午後6時が迫る。
バンキシャ
「さあ、1分切りました」
尾木さん
「待ってるよ!いや~大谷君」
「お守りもこれだけある。もう神頼み」
バンキシャ
「30秒切りました!」
尾木さん
「いや~!頼むよ」
◇
岩手の美容室でも…
美容室オーナー
「あと30秒!あードキドキ!」
「5、4、3、2、1、スタート!…あれ?ちくしょうダメだ!」
「25万1665人だよ」
「こっちが9万7000…」
購入ページまで9万7356人待ち。
「この時点でアウトじゃねぇの、もう!」
◇
尾木さんも、およそ25万人待ち。
尾木さん
「待ち時間の目安1時間以上だって。これは、なんちゅうことだ」
「神様、2ついても、ウルトラ神様でもダメだったか…」
◇
父親が申し込んだ、この親子は。
二男
「もしもし、あパパ!え!え!パパ1万6000人待ちだって!頼みますよ、頼むよ」
SNSでは、30万人待ちとつぶやく人もいる中、父親は1万6000人待ち。難しいと思いながらも、かすかな希望にかける。1時間後――
父
「もしもし、あと8900人」
3人
「おー!」
母
「すごい減った」
二男
「待って待って、あるあるある!まじで頼むよ!」
「取れるまで帰ってこなくていい」
母親
「ひどい」
そして…
長男
「電話来た」
父親
「完売」
家族全員で座れる席は、すでに空きがなかったという。
母
「そんな落ち込まずに」
バンキシャ
「気持ち切り替えられますか?」
二男
「魂が抜け出そう」
長男
「寝れば忘れるよ」
◇
一方、その頃。9万7000人待ちからの奇跡を願う美容室のオーナーは、夕食のラーメンを食べながら結果を待っていた。すると…
美容室オーナー
「あ!予定数終了いたしました」
バンキシャ
「あ、本当だ、終わっちゃった」
オーナー
「終わりました。残念でした」
◇
尾木さんは、今後について…
バンキシャ
「まだ諦めない?」
尾木さん
「これは序の口ですよ。全部にチャレンジします」