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焼き肉食中毒 被害者の会結成へ遺族ら会合

2011年12月23日 13:57
焼き肉食中毒 被害者の会結成へ遺族ら会合

 死者5人を出した焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、被害者の会の結成に向けて、22日夜、富山県内の複数の被害者家族が会合を開いた。

 これは、被害者の会の結成を呼びかけている富山・高岡市の矢島真志さん(33)が22日夜、富山・砺波市で開いた会見で明らかにしたもの。非公開で行われた22日夜の会合には、遺族を含めて富山県内の11家族14人が集まり、被害状況などについて語り合った。集まった被害者からは、運営会社「フーズ・フォーラス」や卸業者「大和屋商店」だけでなく、生肉の流通を放置していた富山県や国の責任を追及する意見が相次いだという。

 被害者の中には初めて顔を合わせる人もいて、矢島さんは「気持ちを共有できて、少しは心が軽くなったのではないか」と話した。

 矢島さんは今後も多くの被害者に参加を呼びかけ、被害者の会の設立を模索するという。