中学生が提言 「起立性調節障害」の生徒らに教育機会を
千葉県内の中学生が、起立性調節障害で登校が困難な児童生徒の教育機会を確保するための提言を文部科学省に提出しました。
「起立性調節障害」とは、思春期に発生しやすく自律神経の働きが悪くなることによって脳や体に血が行き渡らず、頭痛やめまい、強い倦怠感など様々な症状が引き起こされる体の病気です。
千葉大学教育学部付属中学校に通う髙馨彦さんらは14日、起立性調節障害のために学校に思うように通えない生徒児童への教育機会確保に向けて、実態調査や、オンライン授業などを活用した学びの選択肢拡充などの対策案をまとめた提言を文科省に提出しました。
髙さんらは学校の授業を通じてこの病気を知ったということですが、認知度が低いために偏見があったり十分な支援がされてない現状を改善したいとして、今後、啓発活動を行っていきたいとしています。