渡航差し止め カメラマン「訴訟を検討」
外務省からシリアへの渡航を差し止められたフリーカメラマンの杉本祐一さん(58)が12日に会見を行い、国と裁判で争うことを検討していると明らかにした。
杉本さん「他の報道関係者まで (パスポートの)強制返納を命じられ、報道の自由・取材の自由を奪われることを危惧しております。場合によっては法的措置もとることも検討したいと思います」
杉本さんは今月末にシリア北部で難民キャンプの取材を計画していたが、先週、外務省から生命の保護を理由にパスポートの返納を命じられ、渡航を差し止められていた。
杉本さんは「出来るだけ早く外務省に異議申し立てを行い、訴訟についても担当の弁護士と話を詰めていく」としている。